魂の変容と祖先の知恵
KIN66~KIN78 白い世界の橋渡しの13日間
9月11日~9月23日
本日、9月11日より「白い世界の橋渡し」と言う紋章が支配する13日間となります。正直、第2の城の中の「白い紋章が支配する13日間」は、260日の中で一番厳しいと感じる13日間かと思います。ですが、ツライだけではありません。この13日間を超えた先に未来が繋がります。振り返った時に、一番大切な時期だったと思い返す方も多い期間となります。
「白い世界の橋渡し」は、マヤ語では、シミ(キーミー)で、「死」テクシステカトルと言うアステカの神が司ります。月の神だそうです。
このテクシステカトルは、前回の「赤い空歩く人」の所で、少し触れた、現在の5番目の世界を作る際に、ナナワツィンと共に生贄になり、太陽になる事になりました。先にテクシステカトルが火の中に飛び込むはずでしたがためらった為、ナナワツィンが先に火の中に飛び込みました。それを見たテクシステカトルは、慌てて後を追って火の中に飛び込んだのですが、火の勢いが落ちていた事もあり、一つの太陽にはならず、2つの太陽となってしまいました。太陽が2つあると明るすぎた為、テクシステカトルの方にウサギをぶつけて光を減らし、月とした。と言う創造神話があります。
テクシステカトルは、月の神。ほら貝を背中に背負いサギの羽根を頭飾りにしています。月は満ち欠けを繰り返しながら、死と再生のサイクルを示し、ほら貝はそのスパイラルの形状ゆえに、誕生と死の永遠のサイクルを象徴します。
そして、「死」一族。
白い世界の橋渡しは、タロットカードで言う死神のカードとよく似ています。これは、決して怖い存在でははく、もっとも幸運な紋章で「変容」と言う意味で理解します。肉体的な死ではなく、魂の変容を象徴するもので、そのプロセスそのものを表します。
私たちを、その知恵によって導いてくれる祖先達が旅立って行くのは「死」の方向しかないので、「死」一族は変容の時、いつでも導く祖先の知恵を授かるのです。
先にも述べましたが、この13日間は、マヤ暦の260日サイクルの中で、最も厳しさを感じる13日間になります。魂の変容。そのプロセスそのもの表すとも述べましたが、この期間に変わる事は、変えなければなりません。時には諦めると言う選択肢があるのかもしれないし、続ける事を選択する場合も。心が追い付かない時は、「白い世界の橋渡し」の紋章のキーワードでもありますが、全てを手放して委ねましょう。そして、おもてなしをする事です。おもてなしは相手を理解しなければ出来ない事です。今、その相手は何を望んでいるのか、何を必要としているのか。心で感じてみて。
「死」一族は、仲人の一族でもあります。言葉と才能を発揮して、人と人を繋げる役割を担います。
人だけでなく、物や想いなんかも繋げてみましょう。静かな時間を大切にするのもいい時です。そんな風に過ごしている間に、ガラリと価値観の転換が起こるかもしれません。死と再生の時なのでね。それまでこういうものと思っていた事が変化します。それは人を介してやってきます。沢山の人と関わって過ごして下さいね。
あぅ、言い忘れましたが、この第2の城は、赤い空歩く人→白い世界の橋渡し→青い嵐→黄色い人の4つで構成されています。全てが「人」に関わる紋章です。チャンスは一人でいてもやってきません。人を通じて運ばれます。どんどん外に出て!
最後は、惑星です。「白い世界の橋渡し」の惑星は、なんと引き続き火星です!内なる想い、才能や個性を外側へ発揮していくサポートをしてくれる惑星。それだけ重要な日々だと言うことかしら?皆様頑張っていきましょう!
マヤ暦・初心者ワンポイント
「白い世界の橋渡しの13日間」の過ごし方ポイント3つは
- 変化を受け入れる
- おもてなしの気持ちを大切にする
- 人と関わる
橋が揺れては橋渡しができません。ぶれない自分を確立して!
白い世界の橋渡しの13日間(過去記事)
「白い世界の橋渡し」についてはコチラ→白い世界の橋渡し
syalamayaのつぶやき
前回の、赤い空歩く人のつぶやきが、結局更新できずでした。失礼しました。気が付いたら第一の城が終わってて、赤い空歩く人に移っていた・・そんな感覚です。そんな風に始まった赤い空歩く人の期間は、なんだか・・・心がざわついていました。体調も優れなかった日があったのと、足を捻挫して、想うように身体や時間が使えなかったのも重なって、不安になる事もありました。意味もなく自信を無くしたり、自己肯定感をどっかに忘れてきちゃったり。
人は生まれた時の環境がそれぞれに違って。とても裕福な家庭で、所謂「普通の愛情」を受けた人と、真逆の家庭に生まれ育った人。その合間に立つ事もありました。どちらの笑顔も私は好きです。けれどこの真逆の関係にある者同士は、理解し合えるのか。私は出来ないと思ってて。
そんな事を俯瞰的に考えながら過ごしました。
赤い空の「教育」的な要素で言えば、新しく学びたいと思う事を発見し、「現場」に出向く入口を見つけた。どちらも、とりあえずやってみよう!と思ったので、これから取り組むつもりです。
正直なところ、もう、マヤ暦を何年もやっているけど、やっぱりこの時期は、ゆさぶられます。手放す物は執着。そして、シンプルに物事は考える。それを心がけて・・今日から始まる「白い世界の橋渡し」を過ごしたいと思います。
今回は、ちょっと厳しそうだな・・・私の場合。身を委ねながら過ごします。皆様もどうぞ素敵な日々を送って下さいね。
おしまい。